社会福祉法人 北養会
社会福祉法人 北養会

事業計画書

平成30年度 社会福祉法人北養会 事業計画書

平成30年4月1日

1)法人理念

「創造と尊厳」

2)ビジョン

1. 尊厳を第一とした最高の質を追求する「北養会ブランド」の継承
2. トータルヒューマンサービスの充実
3. 多種多様な人材の個性・能力を最大限に活かす「人づくり」文化の推進
4. 人をつなぐコミュニティデザインの実績

法人のコンセプトは、幼児から高齢者まで、お客様の思いに寄り添ったサービスをシームレスに実践し、地域社会活性化に努めることである。そのために、尊厳を第一とした質の高いサービスを追求・創造し、創設より常に地域で一番であることを目指してきた。法人は、この育み、継承してきたサービスの質を「北養会ブランド」と位置づけ、職員一丸となって発展させていく。また、社会福祉事業を継続していく上で、人材育成「人づくり」は最重要項目である。法人は、職員を大切にし、職員が生きがい・働きがいを感じられる職場づくりに努めるとともに、多種多様な人材の個性・能力を最大限に活かし、各事業拠点における「地域づくり」を実践する。

3)事業計画

平成30年度診療・介護報酬同時改定は、次回改定に向けた布石といえる内容である。地域包括ケアシステムの構築に向けた取組み及び自立支援・重度化防止対策を意識した事業展開を図る必要がある。そして、社会問題となっている福祉人材の確保及び、誰もが安心して働ける労働環境の整備をキーコンセプトとして事業を運営していく。

1. 経営戦略

(1)2017年6月に閣議決定された「未来投資戦略2017」において掲げられた「科学的な介護」の視点を重視した取り組みを行う。そのためにも、すべてのサービスにおいてエビデンスに基づく自立支援を実戦することで、アウトカムの追求を図る。

(2)将来的な国家施策の動向や、福祉を取り巻く地域事情を積極的に情報収集し、法人の強みであるトータルヒューマンサービス体制をさらに充実させる。その為に、お客様が求めるニーズに真摯に耳を傾け、サービス力、人材育成力、広報力などの経営資源を更に向上させ、他法人との差別化を実現する。

2. 人事戦略
①研修システムstep始動

従来取り組んできた職員研修システムを「step」the system for training and education program とロゴ化し、より親しみやすく参加しやすい体制に進化させる。また、SNS等を活用し活動内容を広報することで、北養会で働くことの安心感や成長できる組織であることをアピールし、人材獲得、離職防止につながる。

②時代に即した労働環境の整備

社会問題化している過剰労働やハラスメントを背景に、法令を遵守した労働環境づくりに努めるとともに、最新のロボットや機器、ICTを積極的に導入し、職員の負担軽減にも取り組む。

③ワークシェアリングによる魅力ある組織づくりの推進

高齢者や障害者の滞在的労働力を引き出し、明確な役割をもって活躍できる労働環境を構築することで、専門職が専門性を最大限に活かせる魅力ある組織づくりを推進する。又、外国人人材に関しては、いばらき中央福祉専門学校に平成31年度留学生として迎え入れることを目標に準備していく。

3. リスクマネジメント体制の強化
①災害対策

地震はもちろん風水害も視野に入れたリスクマネジメントマニュアルを定期的に更新し、マニュアルを活用した拠点ごとの各種災害対策訓練を継続的に実施する。また、事業所の規模に応じた飲食料備蓄や災害対策用品の管理も怠らない。

②事故対策

介護事故、車両事故、感染症等の各種事故や事業所で起こり得る犯罪を統計的に分析し、未然に防止するための情報共有、有事の際に組織を挙げての迅速な対応策を講じる体制づくりを強化する。

4. PR(パブリック・リレーションズ)戦略
①コミュニティデザインの実現

地域に向けた催し、イベント等のさらなる周知、参加を促す魅力的な広報活動を実践する。また、地域のニーズを汲み上げ、連携・協働した企画を創出し、ひとがつながる地域づくりを実現する。

②イメージアップ戦略

プロジェクトごとの広報戦略を綿密に立て、計画に沿った色・イメージを繰り返し発信することでメッセージの定着を図り、ブランドイメージの向上につなげる。

③多様化した情報メディアの活用

フェイスブック、ツイッターを筆頭としたSNSやブログ、YouTubeなど、スマートフォンの浸透により多様化したメディアを活用し、あらゆる世代に情報を発信していく。

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